2009年10月08日

パレスチナ自治区を訪ねて・ラマラ

ヘブロンの次は、エルサレムから北を目指す。
ウエストバンク(ヨルダン川西岸地区)と呼ばれる地域の中でも
エルサレムに近い街、ラマラに行きました。

この街は、パレスチナ自治政府の議長府の置かれている街。

まず行ったのが、ヤセル・アラファトの墓。
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兵士2人が警備に当たっている。家族連れが来て記念写真中。

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墓石

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裏のビルにあったアラファトの肖像。

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街で見かけたスタバ(笑)。
スタバのバックボーンを知っててやってたら、シャレが利いてる
と思う。

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普通のスタバにケバブはないだろう。

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こんなものもないだろう。

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ラマラの街で見かけて個人的に一番ツボだったパチもん。
ロゴの上でくつろいじゃってます。

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帰りのチェックポイント付近で見かけた落書。
マジックで何とかなればいいのにね。

過去にはアラファトが軟禁状態に置かれていたり、情勢次第では
イスラエル軍の出動があるなど緊迫状態におかれやすい
街ですが、訪問時のラマラは平和でごく普通の街でした。

他の自治区同様に珍しい日本人が歩いていると、話しかけて
きたりいきなり飲み物をご馳走してくれたりと非常に
フレンドリーな人達ばかりでした。

そして、ラマラと言えばやはりアラファト。
パレスチナ人の中でも賛否両論でしたが遭遇した人達の話を
聞いていると人気は高かったんだなという印象を改めて
受けました。
posted by RD at 09:31| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

パレスチナ自治区を訪ねて・ヘブロン

ベツレヘムの次は、ヘブロンに行ってみました。

ヘブロンはベツレヘムより南にあり、ベツレヘム行きのバスを
途中で降りてセルビスに乗り換えて行きます。

この街は3つの宗教の聖地でもあり、宗教間の対立が頻繁に
起きている。
さらに、最近では極右のユダヤ入植者による嫌がらせも
あるらしく、そこにイスラエル軍も加わり騒動に
なる事もままあるようだ。

街自体はごく普通の街であるが、スーク(市場)を進むと、
次第に寂れてきて頭上にはフェンスが張られている。

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というのも上層階に住むユダヤ入植者からゴミが投げ捨てられる
からだ。

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でも、たくましい人々はこのフェンスも活用している様子。

さらに進んだ所でパレスチナ人の青年に声を掛けられる。
私設ガイドをやっているらしく、パレスチナ人の住居の
屋上へ連れて行ってくれた。

この家はちょうど、ユダヤ入植エリアとの境にある。
後ろを振り返れば、

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イスラエルの監視小屋。
こんな光景を毎日見ながら子供は遊んでいる。

青年と別れ、さらに進むとゲートがあり金属探知機を
通るとモスクへ行ける。

という事は、住民はモスクへ行くたびに金属探知機を
通らなくてはならないのだ。

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帰りはこんなゲートを通って、パレスチナサイドへ帰る。

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ユダヤ入植エリアにあった看板。

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双方の境にあるバリケード。

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ユダヤ入植エリアの通り。

しかし、この建物はもともとパレスチナ人のもの。
入口が封鎖されているので、多くの人が引越し、残っている人も
2階から出入りするのだという。

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向こう側がパレスチナサイド。
向こう側から来て、帰るのにこの道を通れば2分だが、20分以上は
かかった。

このようにパレスチナ人とユダヤ人が背中合わせて暮らしている
地域を歩いたのでよりリアルな実状を見る事ができた。

この街は盆地になっていて、四方にイスラエルの監視塔が
あったのも不気味に感じられた。
posted by RD at 12:25| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パレスチナ自治区を訪ねて・ベツレヘム

エルサレムから一番近いパレスチナ自治区の街がベツレヘム。

ここを訪ねた時の日記は以前に書いたので、今日は写真で。

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まずは、ユダヤ人サイドから見た分離壁。

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同じくユダヤ人サイドからの分離壁。

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今度はパレスチナサイドからの分離壁。
5本の指に宗教が描かれていたが、イスラム・キリスト・ユダヤ教は
消されていた。

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ピノキオが着ているのは星条旗の柄の服。

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ライフルを持った骸骨兵士が被っている帽子の柄も星条旗。

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監視塔に描かれていた絵。

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意味はちょっとわからなかったけど、パレスチナの普通の人かな。

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キリスト聖誕教会。

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キリストが生まれたとされる場所。
posted by RD at 08:05| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

分離壁

今日はイスラエルから10kmほどの所にある街・ベツヘレムに
行ってきた。

ベツレヘムはキリスト生誕の教会がある街だが、パレスチナ自治区に
あたる街。

なので、この地区に入るのには分離壁を超えないと行けない。
分離壁にはチェックポイントがあってここを通って、
パレスチナ自治区へと入る。

行きにこのチェックポイントを通った時、自治区から出てくる
パレスチナ人がいた。
彼らは、許可証のような物を見せて上に指紋を採られてゲートを
通っていた。

しかし、その後に中に入ろうとした我々外国人ツーリストは
パスポートを見せるだけで通ることが出来た。
(それも受け取って見るのではなくこっちが見せただけで)

壁の存在は実際見てみると、思っていた以上に感じの悪い物に
感じられた。
本当に現代の「ベルリンの壁」にほかならない薄気味の悪い存在
だった。
posted by RD at 23:00| | Comment(2) | TrackBack(0) | パレスチナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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