今はサンパウロに滞在しています。
サンパウロのリベルダーデ地区は、ロスのリトル・トーキョーと
ここだけという日本人街があります。
(もっとも、中国系の増加で東洋人街と呼ばれているけど)
なのでメインストリートはこんな感じで提灯を模した街灯に。

さらに、大阪橋と呼ばれる橋の手前には鳥居も。

街中の看板も日本語で。

土・日には広場に縁日も出ます。

たこ焼屋台。

焼そば屋台。

とまあ、こんな感じでブラジルの中に日本があります。
日本食も食べられるし、日本食に飢えている身としては嬉しいし
日本語で注文する事も出来ます。
リベルダーデ地区に居ると移民の人が沢山いるので話を聞く事も
出来るし、近くには図書館もあるので移民の歴史についての
本を読んだり出来ます。
今回、簡単に移民の歴史についての本を読んでみたところ色々と
知らなかった話も出てきた。
その一つが、「勝ち組」と「負け組」の話。
簡単に言うと、戦争での日本の負けを受け入れた人と受け入れなかった
人の事で、当時は勝ち組が大半で日本を卑下していると負け組の
人に対してのテロも行われていたそうだ。(死者は20人を超す)
ポルトガル語を読めない人も多かったので情報がうまく
伝わらなかった上に、日本の負けを信じない事が加わってこの様な
事態になったらしい。
勝ち組の活動は戦後10年くらい続いたという事(最後はごく僅かの
人だけだったようだけど)で日本とブラジルの距離を感じた。
まあ、原因はそれだけじゃなく戦時中の日本移民に対するブラジル側の
対応から日本の勝ちに希望を見出していたのも原因の一つらしい。
あとは、ブラジル社会にも日本食が普及していて宅配メニューに
焼そばがあったり、サンパウロ市民の好きな食べ物の2位に
寿司が入ったりと文化的影響もあたえているらしい。
とまあ、こんな話を知ったりと良い経験になった。
posted by RD at 00:55| ☁|
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