リオから夜行バスで28時間弱、ポルト・アレグレまでコパ・ド・ブラジルの
決勝・インテルナシオナルvsコリンチャンスを観に行ってきました。
ポルト・アレグレは治安があまり良くないとの事でしたが、夜の
人通りの少なさは別としてそんなには感じませんでした。
ここまでブラジルで2試合観たもののスタンドは満員ではなかったものの
さすがにカップ戦の決勝戦だけあってチケットは完売でした。
なので、昼間にスタジアムへの行き方確認しつつ、ダフ屋のプライス
チェックをした所、最低でも500ヘアイス(250ドル)でした。
予想外に高いなと感じつつもキックオフ寸前に賭ける事に。
さて、インテルナシオナルと言えば2006年のクラブワールドカップの
チャンピオンで世界一になったチーム。
なのでスタジアムにはこんな表記が。

世界一の誇りを感じます。
夜になり、キックオフの3時間前にスタジアムへ再び行ったらすでに
フィエスタが始まってました。
みんなビールを飲みつつ、歌を歌っていて盛り上がりを感じます。
相手のコリンチャンスにはロナウドがいるのでこんな物も。

さらに、ポルト・アレグレにはグレミオがあるのでそのグレミオを
揶揄するこんな物も。(ロナウジーニョは元グレミオ)

そうこうしているうちに、なんだか騒がしいと思ったらインテルの
選手バスが通過。花火を打ったりして出向かえてます。

こんな物を見つつ、ダフ屋と交渉するものの250ヘアイスから全く
金額は下がらず、しかもチケットではなくソシオカードなので
本物かどうかの見分けもつかずにどうしようかと思っていた所
(実際、騙されそうになった。ちょっと怪しかったのでそこらの
インテルファンに聞いて偽者と分かった)、インテルのトルシーダに
話かけられ少し談笑。
こいつらは南米では貴重な英語を話せる奴らで横浜出身だとか
クラブワールドカップを観に行った事とかこの試合の為に
ポルト・アレグレに来た事なんかを話たら気にいってくれて
「お前は、ジャポネーゼ・コロラドだ」とか大声で言い始めて
(コロラドはインテルの愛称らしい)、ダフ屋との交渉にも
一緒にしてくれ100ヘアイスで話がまとまった。
しかも、偽者だったら金を返させると言ってくれた。
で、入場するかと思いきやこいつらはぎりぎりまで外でビールを
飲んでいて、入場はキックオフの寸前。
入場するとスタンドはすでに満員。
選手入場を控えて、皆、発炎筒やら花火に火を点ける。


なので、ピッチはこんな状態。

満員のスタンドを掻き分け、空いてるスペースを見つけてくれて
そこで観戦。
ちょっと予定より遅れてやっとキックオフかと思ってたらスタンドが
騒がしい。
何かと思ってたら、インテル同士で殴りあいの乱闘をしてた。
直後に、スタンド待機のMPがもの凄い勢いでやってくる。
スタンドはイスのない形状なので、通路になってた部分に
立ってた人が次々とMPに突き飛ばされる。
こんなんが2度会った後に、やっとキックオフ。
試合は、1stレグを0-2で落としているインテルが前半で2失点。
勝つには5点必要な後半に2点を返すが、直後にダレッサンドロが
レッドで終了。
その後、相手にもレッドが出るものの追加点は奪えず、2-2で終了。
コリンチャンスの優勝でした。
あと、試合外で3つ。
・ロナウドは他の選手と比べて一回りデカイ。
あれで、あのスピードは凄いけどそりゃ怪我も増えるわな。
・今回は、ボールボーイならぬボールガールでしたが、ボールを
投げるタイミングが悪く(負けてるから早く投げるがことごとく
選手とタイミングが合わず)、スタンドからプータ呼ばわりされて
ちょっと可愛そうだった。
・スタジアムに張られていたダンマク。

こんなサイトもあった。
http://www.tamboresdeyokohama.com.br/ 世界一とともに横浜という街もインテルトルシーダの記憶に
残っているかと思うと、横浜市民としては嬉しかったね。
さすがにカップ戦の決勝だけあって、スタンドの雰囲気も凄く
久しぶりに良い観戦でした。